神戸市内の生産者たちとその現状について知ってください。未来に残し続けたい神戸ビーフ

神戸市内の生産者たちとその現状について知ってください。未来に残し続けたい神戸ビーフ

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第1章 神戸ビーフとは

神戸ビーフと呼ばれるのは、日本一厳しいと言われる基準をクリアしたものだけ。

神戸ビーフと呼ばれるのは、日本一厳しいと言われる基準をクリアしたものだけ。

兵庫県内で育てられた、純血の但馬牛。そのなかでも、肉質や重量などに関するさまざまな項目を全てクリアしたものだけが、「神戸ビーフ」と呼ぶことができます。日本で最も認定基準が厳しいと言っても過言ではないブランド牛です。神戸ビーフの定義について詳しくは

第2章 生産について

神戸ビーフと呼ばれるのは、日本一厳しいと言われる基準をクリアしたものだけ。

神戸ビーフと呼ばれるのは、日本一厳しいと言われる基準をクリアしたものだけ。

100年以上に渡って純血を守り抜いてきた但馬牛は、とてもデリケートな体質で、緻密な健康管理が必要です。もともとカラダの小さな品種で、ある程度育ってもエサをたくさん食べないこともあり、大きな牛に育てるのも一苦労です。

第3章 神戸市内の生産

神戸育ちは、年間約500頭。支えるのは15軒の農家です。

神戸育ちは、年間約500頭。支えるのは15軒の農家です。

神戸市内には但馬牛を飼育する15軒の農家があり、主に肥育を行なっています、年間約500頭の肥育された牛が出荷され、その数は兵庫県全体の1割。神戸が誇る神戸ビーフですが、神戸育ちの神戸ビーフは少ないのが現状なのです。 ※平成31年2月1日現在

第4章 経営の課題

牛は商品ですが、生き物です。毎日向き合わなければいけません。

牛は商品ですが、生き物です。毎日向き合わなければいけません。

当たり前ですが、牛は生き物で、それを育てるのが農家の仕事です。エサやり、牛舎の掃除、健康状態のチェックなどは、1日たりとも欠かすことができません。どの農場でも毎日多くの時間をかけて、牛の世話をしています。

第5章 市場の課題

子牛価格の高騰、出荷まで2〜3年でも、需要は高まる一方です。

子牛価格の高騰、出荷まで2〜3年でも、需要は高まる一方です。

近年、海外を中心に神戸ビーフの人気が高まっています。一方で、子牛を育てる繁殖農家が年々減少していて、子牛価格は高騰。そして出荷するまでに2〜3年かかりますが、高値で売れるとは限りません。なので、畜産業は不安定な経営です。

第6章 神戸ビーフの未来

生産環境をより良くして、神戸ビーフを後世につなげたい。

生産環境をより良くして、神戸ビーフを後世につなげたい。

多額の初期投資、農地の確保、周辺住民の理解、堆肥の処理などが障壁となり、生産者が増えないという現実があります。そのような課題に直面している農家を手助けすることで、神戸育ちの神戸ビーフを増やし、その美味しさをもっとたくさんの人たちに届けたい。それが私たちの願いです。