皆様にいただきました寄附金は、貴重な財源として、
神戸市のさまざまな事業に活用させていただきました。
ありがとうございました。

活用実績のご紹介

1. こどもたちに良質な図書との出会いを「こども本の森 神戸」

「こども本の森 神戸」

「こども本の森 神戸」は、たくさんの本に囲まれた空間で、こどもたちが読書の楽しみを発見し、好奇心を満たし、豊かな感性と創造力を育み成長できることを願って、令和4年3月に開館しました。収蔵する図書の多くを、皆さまのご寄附によりそろえることができました。
開館後も、新しい本の追加や、本との魅力ある出会いの場となるイベントの開催をはじめ、居心地のよい施設づくりのための運営経費などに皆様からの寄附金を使わせていただいております。
なお、ご寄附いただいた方のお名前を施設内の銘板に掲載させていただいています。

2. 神戸歴史遺産を次世代に残したい!

重要伝統的建造物群保存地区 伝統的建造物 北野天満神社拝殿・本殿板塀修理工事(神戸市中央区北野町)

風見鶏の館(旧トーマス住宅)のすぐ隣に鎮座する北野天満神社は、平安時代末期、平清盛の福原遷都に際し、京都の北野天満宮より勧請して建てられたと言われています。本殿の前に建つ拝殿は、寛保2年(1742)に建立されたことが分かっています。
この神社は、古くから住民の信仰の対象だっただけでなく、境内を囲む玉垣には、開港後に北野町に居住した外国人の名前も見られ、神戸らしさを表す神社と言えます。
しかし、近年、拝殿や本殿を囲む板塀は、屋根瓦の劣化や木材の腐食が進行していました。屋根の修理は瓦を外す必要がある大掛かりなものでしたが、皆さまの多大なご寄附により、無事修繕工事を完了しました。
これからも北野地区のシンボルとして大切に守られていきます。

 

3. 犬猫と共に幸せに生きるまちにしたい!

数カ月限定、子猫のお母さんになる“ミルクボランティア”

保護された子猫たちには残酷ですが、殺処分という道が存在しています。現在の猫の殺処分のほとんどは、子猫。そんな子猫たちを救おうと、神戸市では動物病院と連携し“ミルクボランティア”という取り組みを2016年から行っています。
保護した猫は新しい飼い主へ譲渡を行っていますが、授乳期の子猫については、夜間の授乳や排泄のケア等ができません。ミルクボランティアは、新しい飼い主に譲渡されるまでの間、保護された子猫の授乳、体調管理を務める、お母さん的な役割。目が開いていない子猫が保護されることもしばしばで、一匹一匹様子を見ながらつきっきりでお世話が必要です。
子猫を救うための皆様からの温かいご支援により、多くの猫を新しい飼い主に譲渡し、殺処分を減らすことができました。
本当にありがとうございました。

 

寄附件数・金額

令和4年度は、72,742件、3,080,165,802円のご寄附をいただきました。